存在しない人間に興味があるので。
森本さんって、ちょっとおそろしいレベルで「存在しない」よな。
1時間ずっと面白いのに。
その後ろで背筋が寒くなるような感覚も得られる、不思議な放送だった。
こたけさんが、森本さんの人間味に触れたくて。
熱量とか、本気さとか、そういう角度から迫っていくんだけど。
多分人間味のなさって、そういうことの欠如として出てるわけじゃないみたいだ。
というのが、放送を受けての感想。
我を出してない→違う、我は出てる。
個性がない→違う、めちゃめちゃ個性はある。
汗かいてない→タイマン森本とか見れば分かるけどめちゃめちゃ汗はかいてる。
本心が見えない→普通にフラットに本音で喋ってる感じはある。
主張がない→芸人の質量の話とか、普通に主張はある。
これら、人間味みたいなものにかかわると思われるもの、その全てがちゃんとあった上で、「人間味がない」んだ。
だから、こわい。
これは完全なる投影だけど、俺もこういう感じなんじゃないか。
だから、最初は良くても、最終的に不気味がられる。
熱量なんか、むちゃくちゃあるよな、タイマン森本なんて、ものすごいタフな仕事だもの。
でも、なんていうかな、そういうことじゃないんだ。
その人の佇まいがもう、存在しない感じなんだ。
人間じゃない感じ、というか。
威圧とかしたりして人をこわがらせるタイプでは全然ないけど、めっちゃこわいと言われてしまう人のような気がする。
なんだろう、なんだろう。
内界が、自体存在しないか。
社会のなかに安心して存在しえる、内界を持ち合わせていないか。
そのどちらか。
あるいは変なことを言うようだけど、そのどちらもか、という気が今のところしてる。
存在しない人間は自分の鏡を見ているようで追っていると面白い。