<4185>「所感(472)」

 大人になってからの人生。

 

 自分と向かい合う時間に。

 

 家庭音も何もない、無音の、静かな部屋のなかで。

 

 今後の方向性とか生き方とか。

 

 そういうでっかいことが、静かに、本当に静かに、淡々と決まっていく。

 

 こんなに大きな変化が起きているのに、世界自体は、別にそのことにびくともしていない。

 

 ただ、淡々と世界が、何の変更もなかったかのように、同じように続いていくだけ。

 

 そのことがとても面白いし、怖い。

 

 全然違う場所に、当たり前のように出現する自分は、時間軸の外に出たんじゃないかと思うときがある。

 

 未来は、一旦、20〜30年先までのびて、そして、消える。

 

 また、違った場所で違った未来が、数十年分先まで引かれる。

 

 それは、また消えるかもしれないし、今度は、消えないままなのかもしれない。

 

 どちらに転ぶか、それは私の選択次第であるということ。

 

 その全てが、途方もない嘘に思えるときがある。

 

 しっかりしなさい、と親は言う。

 

 正気を失い、何度もどこかへ流れそうになったことがある人から出る、あれらは言葉だ。