大人になってからの人生。
自分と向かい合う時間に。
家庭音も何もない、無音の、静かな部屋のなかで。
今後の方向性とか生き方とか。
そういうでっかいことが、静かに、本当に静かに、淡々と決まっていく。
こんなに大きな変化が起きているのに、世界自体は、別にそのことにびくともしていない。
ただ、淡々と世界が、何の変更もなかったかのように、同じように続いていくだけ。
そのことがとても面白いし、怖い。
全然違う場所に、当たり前のように出現する自分は、時間軸の外に出たんじゃないかと思うときがある。
未来は、一旦、20〜30年先までのびて、そして、消える。
また、違った場所で違った未来が、数十年分先まで引かれる。
それは、また消えるかもしれないし、今度は、消えないままなのかもしれない。
どちらに転ぶか、それは私の選択次第であるということ。
その全てが、途方もない嘘に思えるときがある。
しっかりしなさい、と親は言う。
正気を失い、何度もどこかへ流れそうになったことがある人から出る、あれらは言葉だ。