とうとう来ちまったな。
私はボクシングを熱心に見て来た訳ではないけれど。
去年中谷さんに魅せられてから、あっという間に、ここまで来てしまった。
もう、これ以上のカードは今後ないのかもしれないと思うと。
どうしようもなく気持ちが盛り上がってくると同時に。
今からとてもさびしくなる。
前にも書いたが、中谷さんに魅せられたのは。
普段のあの穏やかさの塊みたいなその底の底に。
とてつもない野蛮さ、獰猛さが隠されていて。
しかしそれは、平生は徹底的にマスクされていて、全く見えないということ。
底の底に、そんなものがあるとは気がつかせないということ。
そういう姿に出会って、化物を志す人間として、芯から感動してしまったことによる。
自分事だが、怪物だと思われたいとか。
穏やかで、良い人間で、仏のようで、と言われて。
はいはいと答えながら、どこかにムッとした表情を出してしまうのなんて、愚の骨頂だということ。
下の下も良いとこだな、というのを、中谷さんから学んだ。
中谷さんは、そういう意味で、人間としても、野蛮な化物としても、完成し切っている。
そこに惚れている。
私もその境地にまで至りたい。
どこまで掘り下げても、良い人間で、善人で、穏やかで、優しくて。
その底に怪物が居るだなんて、全く人には気がつかせない。
例えばブログとかでとんでもないことを書いていても。
実際に会えば、そんな人間だなんて露ほども思えない。
やっぱり良い人なんじゃん本当は、で終わり切る人間になりたい。
化物の力は、必要な場所で、必要なときにだけ。
明日は、中谷さんのなかのその化物の、眼を目撃しに行く。
またあの、鈍い光と獰猛な立ち姿が見れたらそれで良い。