歌える、可能性が見えた。
そこにわずか一筋の光が差しただけで、こんなにも嬉しいものか。
まだ全快ではない。
でも、ただの地獄だった時間が。
喜びの為の助走、起承転結の「転」としての時間に見えてきた。
大いなる喜びの為の、その前の暗い時間、苦しい時間。
これでもし、本番までに徐々に上がっていって全快になり。
気持ちよく皆で歌えたら。
あたしはそこで「アガリ」かもしれない。
もうそこで全快で歌えたら。
思い残すことはない。
生きているとこんなに楽しいことがあるよ、というメッセージ以上のメッセージなどないからだ。
まだ地獄のなかだが。
トンネルの先に光が見えている。
私はどうやら間に合うような気がしている・・・。