アマプラにて視聴。
ホテルって何で良いんだろう。
それは多分生活、所帯の匂いとかがごっそりと落ちている場所で。
かつ華やかで、空虚だからなんだろうな。
この映画の語り手も作家なのだが、作家もホテルがよく似合う。
生きている匂いがしないからだ。
何にもない人たちのためにこそ、ホテルはある。
何にもない人たちには、ハラハラドキドキの冒険がつきもので。
というのも、生活にしっかり根を下ろせている人に、当然そんなものは必要ないからなのだが。
命からがら生還しても、生還しなくても、別にそれでどうということはない。
命のやり取りを毎秒必要とするのは、現実に対しては何にも感じられないからで。
それが生き物でない人、何でもない人たちにはつきもので。
我が家に帰り着いたと思っても、我が家はいつまでも生活の匂いがしない。
だからホテルがよく似合うし、いつまでもそこに居る。
伝説のロビーボーイ、物語の生き証人の名は「ゼロ」だ。