<4030>「所感(401)」

 人間的な精密さと。

 

 野蛮さと。

 

 ふたつは矛盾するようだけど、どっちも同時に深まっているような気がするこの頃。

 

 別に犯罪などを為した訳ではないが、汚れたこと、悪を為したことによって、現実の現実感が強くなってきた。

 

 私はこの世界に生きているという感じ。

 

 夢想ばかりしてふわふわしていた頃と明らかに質感が異なる。

 

 ピークと失脚って多分これに関わるんだ、という直感。

 

 ちょうどいい汚れ感が人生の中で出てきて、そのおかげで上手く現実を渡れるようになる。

 

 その汚れもちょうどよいうちはいいが。

 

 気づかないうちにそれは許容度を越えて増え続け、それにより、あるタイミングで急に失脚するようにできているのだろう。

 

 それもいい。

 

 味わうだけ味わって、見事に転落したらいい。

 

 私はそれに翻弄されよう。

 

 そして、翻弄されるのとは別の場所で、どんな状況にいてもライフワークの柱だけは通していく、という静かな覚悟を持って生きる。