<3814>「所感(295)」

 出張っていって、壁にぶつかって、家に帰ってきてへばる。

 

 それでいい。

 

 あたしはこれ以外の生を生きている訳ではないので。

 

 そういう生でいい。

 

 緊張感のある生でいい。

 

 それで、そういうものを複数経過した後は、しばらく家でへばっていていい。

 

 完璧に倒されたな、と思いながら。

 

 ようやっとる。

 

 ちゃんとへばりきれば、また向かう準備が整う。

 

 完璧に倒された後は、超回復のように自分がまたひとまわり強くなっているのを日々感じる。

 

 求めていた形に、想像とは違ったが結局辿り着く。

 

 行的な生に。

 

 そこにしか喜びはないだろうということをはるか昔に予感して。

 

 果たしてその通りだった。

 

 私はこの生以外を生きている訳ではない。

 

 そうしたら緊張して生きよう。

 

 何も、24時間その態勢で居なくてもいい。

 

 死んでるときは素直に死んでたらいい。

 

 あとは戦い。