<3782>「所感(280)」

 修行の難しいところは。

 

 テンションが上がりすぎるところと。

 

 出口がどこにあるのかが全く分からないところ。

 

 

 テンションが上がりすぎると、落差で苦しむ。

 

 また、テンションを上げてない状態と、下がっている状態も、微妙に違うので難しい。

 

 下がっているときは上げておく必要がある。

 

 

 出口がどこにあるのか分からない、白い透明な道を走っている感覚。

 

 これが気持ちいいときと。

 

 底抜けに不安なときとがある。

 

 しかもこの不安、出口が見えたことで解消する訳ではなく。

 

 出口は見えないまま、またそれ自体が気持ちの良い状態に移れたりするので、不思議だ。

 

 何かを自分に言い聞かせても意味はない。

 

 ただゴールもなく、走っていくだけ。

 

 走っていくことそのものが、完全にゴールと一致することだけを目指す旅。