なんか前まで。
黙々と走る大人が世界には随分存在することを。
不思議な気持ちで眺めていたものだけど。
最近は二方面から、よく分かるようになった。
自分の身体を練磨することより面白いことなど、特に何もないということ。
鍛えてでもいなきゃ、日々やっていかれやしないということ。
ポジネガの両面から、まあ走るだけに限定されることもないだろうけど、鍛えていこうよ、しょうがないよ、という方向に人生は収斂する。
当たり前の事実なのに。
人間は、一個の具体物ですよってことを。
度々言い聞かせなきゃならないぐらい、人間というのは脳優位の生き物で。
だからしつこくしつこく。
身体をいい状態にしようよ、という場所へ。
何回も帰ってくる必要がある。