自分の一番得意な領域は、一番いびつな領域でもあるので。
つまずきも必ずそこで起きて。
それを知ってる上でまた同じようなつまずきに出合うと、ショックとともに感動すら覚える。
人生の不思議、神秘~って感じ。
ひとりでなんとかする。
分からないこともまずやってみる。
それは、人生を進める上で、自分を新たな局面に導く上で、とても重要な力だ。
だが、その美点が、仕事の場ではそのまま弱点につながることもある。
特にチームで動いている場合、ひとりでなんとかしていてはいけない、あるいは十分ではない領域というのはいくらも存在する。
分からないことを、まずやってみる精神は大事だが、場合によってはその精神が、現場では命取りになることもある。
では上のような能力が必要ないかといえばそういう訳でもなく。
出力する場面の見極めが大事。
あるいはひとりでなんとかする、分からなくてもまずやってみるなどとはちょうど反対の能力も、育んでいく必要がある。
バランスの取れた人間になるため、円熟していくためのステージの、入り口辺りにいるのだろうという見立て。