<3754>「所感(267)」

 大胆さと精密さ。

 

 いつまでも細かいところを確認していたんじゃ物事は先へ進まない。

 

 まず進み出す。

 

 この道で、合っているかいないか、そんなことは分からなくても一歩出してみなければ何も分からない。

 

 何も始まらない。

 

 

 ただ前へ進んだんじゃ、出来上がるものは大したものにはならない。

 

 細かい確認が済んでいなければ、また最初に戻ることになる。

 

 どんな揺るぎも許さないくらいでなければ、レベルの高いものは生まれない。

 

 

 この、大胆さと精密さの狭間に居る。

 

 その、揺れ感というか。

 

 どっちもバランスよく取れるってことが、またひとつ進歩に連なるのだな、と思う。

 

 青と赤と、異なる信号を、カチャカチャ細かく変換して、リズムを作っていく。

 

 ちょうどよい場所というのを、探っていくイメージ。