<3752>「所感(266)」

 あまりに静かすぎる場所にいる。

 

 私に出来ることが増えていくと。

 

 人生は、私に不思議を返してくる。

 

 自明ではない。

 

 私は。

 

 私がどこにいても驚かない。

 

 動いていても、止まって静かにしていても。

 

 別段何も思わない。

 

 あまりに静かな場所にいる気がする。

 

 音の問題ではなく。

 

 ここは明確に次の場所なのか。

 

 私が。

 

 どこかから帰ってくる。

 

 私が。

 

 どこかに向かっていく。

 

 道中も、私は静かだ。

 

 こういうものが、芯にはずっとあったような気はする。

 

 ただ、前までは肉や脳が、もっと騒いでいた。

 

 私は多分どっかの白い道に出ている。

 

 出たことに、何かの感想もない。