<3736>「所感(258)」

 あらゆる普通とされている物事をやはり一度は経過しなければならないと。

 

 自分に言い聞かせている間はしんどい。

 

 あらゆる普通とされている物事を一度も経過しなくても。

 

 お前はお前であり得、それでいいという確信を持てているときは楽だ。

 

 しかし、楽だから、お前はお前独自の道を行けばいいと、居直ってしまうのは少々違うと今のところは思っている。

 

 普通から根本的に外れてしまっていても、なお普通を求めたり、やっぱりやめたり、どうにか回り道してでも裏道使ってでもいいから普通になろうと試みたり。

 

 そんな試みいらないと思ったり。

 

 っていう葛藤。

 

 苦しい揺れが必要だ。

 

 なぜ必要なのだろう。

 

 私は楽な道をすーっと経過して生の始まりから終わりまでを過ごしたいわけでは、ないからだろうな。

 

 人間の全部の幅。

 

 とまではいかなくとも。

 

 必要ないんじゃないとか、必要あるから嫌でもやれとか、やっぱり嫌なことだからやらなくていいとか。

 

 やっぱやれとか。

 

 そういう被翻弄の只中にいつも居て。

 

 生を、生以上にやりたい。

 

 そういう人間なんだと思う。