<3697>「名前と通路」

 あたしには、

 名前があり、

 あなたにも、

 名前がある、、

 私は通路を見つけ、、

 その名前を、通した、、

 見つかって、

 なじむ、、

 音の拡がりの、真逆、、

 形の、真逆、、

 私はフィクション、

 名前には人をおかしくさせる何かがある、

 吉本さん、

 私は名前ですね、、

 通路は、

 ひとつです、、

 

 芸術とは、

 ここにこうして書かれている、

 サインのことだろ、と、

 喝破した人の衝撃、

 サインが、

 書かれていれば、

 およそ芸術ともいえないものも、

 芸術になるという、

 本当はそうではない、

 本当はそうではないが、

 あまりにも、

 鋭い場所をついてしまった、

 その一撃、

 鋭くても、

 本当はそうでないとは、

 なんだろう、、

 

 自分の名を、

 名乗る場面を、

 夢想する、

 あらゆる場所で、

 カメラの前で、

 たったひとりで、、

 お前と名前、、

 なにが違う、、

 お前は決して、

 名前ではない、

 でも、

 お前というのは結局、

 名前のことだろと、、

 言われたらなんという、、

 

 私は、

 私の名前である、ということで、

 通過しえる、

 複数の場所をもっている、

 名前で、

 お前が誰であるかが分かるという、

 そういう通路を、

 持っている・・・