<3652>「所感(218)」

 昨日の本選びの続きのような。

 

 人間は常に「今死ぬ」けど、それまでの間に、あれ~覚悟は決めてるんだけど別に「今死なない」なあって瞬間を何度も過ごさなければならない。

 

 今死ぬんだけど今死なないっていう矛盾を生きている。

 

 だから今死ぬとしたらもう読むべき本とかは決まってくる、自分の一番核をついてくるもの、例えば『行人』とか、橋本治さんが書いた三島由紀夫についての本とか、江藤淳さんの『決定版 夏目漱石』とかになってくるんだけど。

 

 今死ぬのに今死ぬ訳ではないからなんとなく未来を見据えてぼやっとした読書をしたりする必要もある。

 

 それこそ先に行くための本というか。

 

 『行人』など上述の3冊は、もう糞詰まりも糞詰まり、人生の際の際だって意識で読むから疲れる。

 

 けど、自分の問題を逸らさないとしたらここにいるしかないというどうしようもない事実もある。

 

 本選びは難しい。

 

 今日何を読むか。