<3600>「所感(192)」

 セックスに飽きてしまった。

 

 嘘だろ。

 

 気持ちは良いんだよ。

 

 気持ちは良いから、飽きてない飽きてないんだって言い聞かせて、やってたんだけど本当はもう薄々気づいてはいて。

 

 今日確信に変わった。

 

 飽きてしまった。

 

 すれば、肉体的に気持ち良い、だけがそこに残されて。

 

 そこから来る感動みたいなものが薄れに薄れてついに消えてしまった。

 

 

 これからも性欲はあり、セックスをすることは気持ちがいいままだろうけれど。

 

 その、気持ちが良い状態のまま、ただただ飽きてしまった。

 

 

 こんな日が訪れるとは。

 

 

 小さいときから何にもやりたいことがなく。

 

 しかし色っぽいことは好きなので今後の人生の面白いことというのはこの色事が一手に担ってくれるはずだと信じ

 

 そこに何かを託し。

 

 それから、なるべく楽しいことは後に残しておこうと、色事らしい色事には手をつけないできて、自分が書き手として一丁前になるあたりを見極めて、もう良いだろうと思って解禁したら、感動がまあ1年持たないぐらいで見事に消えてしまった。

 

 ちょっと途方に暮れている。

 

 大袈裟に言うと、もうすごく楽しいだろうと予想していたものが明確に人生の中で終わってしまった感覚。

 

 楽しめたけど、感動は終わってしまった。

 

 どうしよう。

 

 正直この衝撃とまだあまり向き合いたくはない。