<3552>「ありとある複数、このひら」

 形生まれて、

 全てが、

 ここに揉み込まれている、

 あたしは取り出し、

 しずかに、

 この場所へ並ぶ、、

 この場所へ、

 自然につけられたもの、

 記憶いくつも、

 あたし開放し、、

 そこ、、

 あたり探るよ、

 あたりをまた、、

 しずかにとらえ、、

 私はここにいた、

 

 ここにいる、、

 様々なもの同士、

 私は数え、、

 私は複数、

 特に明らかではない、、

 その声の複数に向けて、

 あたしは居る、、

 居ながら、、

 まってねさがるの、、

 まってね、

 よく生まれようとするの、、

 どこにこのあたい、、

 このひら、を、

 用意した、、

 あたし先頭の、

 まぎれることのない場所へ、、

 そっくり、

 からだ締め、、

 からだ複雑に締め、、

 あたしは驚く、、

 どこへ、

 この響き置く、、

 おかれた響き、、

 きっと人間になり、、

 きっと人間の透明、、

 それぞれが、

 時間になって、

 いつまでも届くこと、、

 いつまでもこの端へ、

 

 ありとある振動数、、

 振動のうたい、

 どこへ閉じ、、

 どこから開始する、、

 どこから生命の、、

 姿そこまで通してみせ、

 行く、

 行くはてにある、、

 ありとあるつなぎ、

 ありとある可能性・・・