<3550>「記憶内部」

 いくつもの記憶、

 身体に、

 平等に用意された、、

 それが身体であるべきもの、

 うしろへゆく、、

 うしろへ、

 まだ数えようもない、

 複数の記憶をつけ、、

 私は軽やかに、

 ここら、

 存在のあつまりに、、

 つなぐ、、

 つながれた複数の、

 私舞台、、

 

 あるはからい、

 解体と、、

 記憶の、出発、、

 私はどんどん、

 なかへ入っていく、

 どんどん、

 記憶へまぎれていく、、

 どこか、

 はてのないほうへと、

 あなたは声する、、

 あなたは適当に、

 ここらへんで声を、、

 ここらへんで存在を済ます、、

 どこから逸らすのか、、

 浮かぶ、、

 関係もよくは、

 分かられないまま、、

 ひどく、

 この地面に届く、、

 この地面から少しの回転、、

 少しのつなぎ、、

 私の方向、、

 からだどこへも招びながら、、

 私はある、、

 私はそこ、

 二重の答えとともに、、

 つながってある、、

 つながってあつまり、

 そこで声をする、、

 

 そこで軽々と過ごしたものたち、、

 特に、

 その光景に見えてきて、、

 誰が楽しむ、、

 誰がその、

 人間の形を、、

 よく読む、、

 よくつぎこんで、、

 わかる、、

 だれがその細部の、

 形当たり前の呼吸に、

 なるのだろう・・・