<3549>「所感(167)」

 嫌なことは忘れる。良いことは憶えておく。

 

 特に人に対して。

 

 昔は、こういうこと言われたり、なるほどと思って実践しようとしても。

 

 ああどうしても忘れらんねえわよ、くそったれがよ、と思ってたけど。

 

 記憶力も良かったし。

 

 

 実際に憶えている憶えていないではなく、忘れると決めることが大事っぽい。

 

 その効用を最近感じている。

 

 例えば仮に嫌なことがあったな、というのを忘れられないで思い出すとする。

 

 でも、それは忘れることにしたんですよね、私の中で、っていう前提があると、なんか軽くなる、薄くなる感じがあって。

 

 ああ、まず決めることが大事なんだな、と気がついた。

 

 んで、ありがたいこと、良いことは逆に、これも憶えている憶えていないではなく、憶えておくことにする、と決めちゃうのが良いっぽい。

 

 そうすると脳の記憶の癖がそういうふうに作られていくようになって、良い場面を中心に思い出せるようになる。