脱力しなさい、という言葉を真に受けすぎて、そもそも必要な力が入っていなかったり、力加減が分からなかったりしたんだな、と最近思った。
ぐっと指先、腕全体に力を込めていかないと出来るようにならないことに次々とぶつかって初めて。
私は今まで手に力を込めてこなかったのだ。
ということを悟れた。
ぎゅっと渾身の力を込めた経験がなければ、あるいは乏しければ、適切な力の入れ方、抜き方も分からない。
まずはぐいっと力み返ってみること。
抽象的にも具体的にも。
そうしてみることから適切さへの道は始まる。