<3528>「果てましたか、」

 ふかく、

 まだしらず、、

 どこへ出たのかは、、

 そこの、

 みながよるところで、

 きいてくれ、、

 あたしかげもなく、

 形もなく、、

 ただ、

 通りをゆく姿、、

 ここには回転はなく、

 ただ、

 からだひきちぎる仕草、、

 あたしは連れていく、

 どこまで、

 どこまで続くのか、、

 

 どこまでをこの、

 からだのふちとするか、、

 あたし、

 ひとのからだのうえを、、

 ゆっくりすべる、、

 これは甘く、、

 しずかな香り、、

 どこまでも、、

 この瞬間に、

 いたいと思わせる、

 その幅の中にいる、、

 あたしは果てる、、

 どこまでも、、

 夢中になる、、

 どこまでも、

 これは、

 食べる訳ではないな、、

 みずから、

 しずかに沈んでいく、、

 みずから、

 底をさわり、

 またしずかに浮かんでいく、、

 この往復運動の、なかにいて、、

 あなたはいくら、、

 このからだのなかで、

 叫んだろう、、

 

 私は見ている、、

 そこがあくのを、、

 はっきり、

 私が定めるのを、、

 見ているはずだ、、

 やむことのない、、

 このかけのなかで、、

 あたしははれる、、

 あたしはちらす、、

 内心覆う総扇、、

 ゆく、、

 ゆるやかに、ゆるやかに・・・