精神論が嫌い。
気持ちが入っていさえすればどうにでもなるような物言いは好きじゃない。
気合いを入れろ、それで万事解決みたいな。
一方で、精神は大事。メンタルは大事。
メンタルが強いってのは、私が思うに、技術がきちんと積みあがっていれば、その時メンタルが良かろうが悪かろうが、大勢には関わりがないということを悟ることではないだろうか。
自分に備わっているものは、調子がどうであれいつでも発揮できるという経験の積み重ねが、メンタルの強さを作る。
だから私の理屈で言うと、普段他者には見えない内部のところで、いつでも緊張して、心のなかだけでは泣きべそかいているような人でも、その心のなかの状態って別に技術とは直接関係がないし、別にべそかいててもいつでも同じことできますよ、そういうもんですよって一個メタ入っている人は、仮に内っかわで泣きべそかいてようが、メンタル強いって判断になる。
震えながらいつもマウンドに上がってた岩瀬さんとか、常にダメになるんじゃないかという不安に付きまとわれてた荒木さんとか、そういう人は私の判断ではメンタルが強い人になる。
目的本位に生きること。