<3503>「あなたは青い注射」

 炊くね、炊くね、炊く、

 からだはてのない場所、

 リズム、

 トオンと、、

 わたしゆする、ゆする、、

 かおからだあつまれ、

 からだ、

 つらなれ、、

 長い日々、秘密の日々に、

 あなたは青い注射、

 青い風をのみこみ、、

 次々に湧く、

 次々に知る、

 のみこめば、、

 花くる、

 芽も味がした、、

 あの苦さ、

 あの濡れ方・・・

 

 あなたの先の先まで、

 そっくり濡れている、、

 私は手をすべりこませる、、

 手の記憶、

 私は深く、

 ものずっと深く、、

 私は確かめ得、

 ここにある呼吸、

 どこも過ぎる、、

 どこもそのハの形、、

 私は受ける、、

 私はたがいの記憶、、

 そこは水、、

 そこはかとない物量、、

 底知れぬかさ、、

 わいていく、、

 もっともっとわいていく、、

 あなた手で掴め、、

 手でこれ、

 なにだこれ水のなかか、

 微妙に水のなかではない、、

 これは粘だ、

 粘のなかにある、、

 あなた潜れ、

 もっともっと、、

 長い記憶のはて、、

 

 あたしかいた、

 もっともっと出た、

 もっともっと垂れ、、

 ああ、

 なんて良い場所だろう、、

 なんと液の垂れ、

 飛び散る、、

 さんざん生きよう、、

 もっと熱、

 もっと太陽と・・・