<3502>「所感(144)」

 引っ越しを、まあ多分それなりに重ねている方ではあると思うんだけど。

 

 引っ越しをするごとに、どんどん家の荷物が減っていっているような気がしてよい。

 

 移動を前提とした生き方になってきてるというか。

 

 やっぱりひとところに、別に長く留まるんでなくても、それなりの年数いると、まあ家に物があっても、別にここに住んでるんだから慌てて整理しなくていいやん?ってなるけど。

 

 引っ越すとなると、別に置いといていいとかもなくなるから、要らないものはどんどこ捨てることとなる。

 

 良いね。

 

 

 しかしそれでも、もっと本は整理できるかとおもったけど、意外と捨てられなかった。

 

 まだ読んでなくてこれから読みたいから、とかで残すのはしょうがないけど。

 

 もう何度も読んだことがあり、かつ自分と分離しがたくなっている本が思いのほか多かったのにびっくりだよ。

 

 生きてきた年数を想ったね。

 

 その時期その時期でかけがえがなくなった相手が、無数に積み重なっていたという感じ。

 

 一冊はおろか、十冊にだって絞りきれないような気がするよ。