<3486>「所感(136)」

 試験とか検定に対する強迫的なスタンスが、大分抜けてきたな、と思う。

 

 それこそ10代だと、もう90〜100ぐらいの仕上がりになっているのに、どこかにヒビがないかとか、どっかが漏ってないかとかで、もう塗りがほぼ完璧なところを、何回も何回も塗り直す、みたいなことをやってた。

 

 でも今は、60必要なところをちょうど60くらい塗れてたら、まあ、もう良いよね、あとはちょくちょくメンテすれば、ぐらいの感覚になってる。

 

 

 合格に対する意識/反応も。

 

 10代なら、合格して当然、合格しなきゃ終わり、能力がない、備わってないってこと、ぐらいに強迫的に思い詰めてたが。

 

 今は別に、能力云々はどうでもよくて、そんなことより、落っこったらもう一回準備してもう一回同じ試験受けなきゃいけないのが心底面倒くさい、て気持ちがメインにあるという感じ。

 

 良い意味でも悪い意味でも世慣れたのだと思う。

 

 勉強も、必要水準が備わったと分かると、段々やるのが面倒だと思うようになってきた。

 

 前はどのぐらいやってもずっと足りない足りないって感覚だったのに。

 

 楽は楽。

 

 肩の力は抜けてるけど、果たしてこれで良いもんなのかね、って疑問はまだある。

 

 そこらへん疑問に思う辺り、まだ移行段階なのかなって思う。