<3450>「遠方、遠時に乗る」

 形日々そばに、

 形はっきりとは、

 言えない、、

 しずかな手立て、、

 あたしまくる、

 あたしものの正面に、

 通って、

 あれからだ振れる、、

 あれもののかいたい、

 あたしは何度も、

 自分の手の、

 やわらかい中心に、

 戻る、、

 戻るヒの形、、

 私の名残り、

 

 ものを見て、

 いまはいちりょう、、

 いまは揃う、

 かつてのなきもの、

 かつてのからだわたしだしたもの、

 ひびく、、

 ものの隙間に、

 いまいちりょう、

 いま声を出し、、

 からだの膜、

 順に振るえ、

 順にかえる、、

 たたまれた、

 その仕草に、

 うん、

 あなたもいる、、

 あなたもそこに、

 わたしはかぞえ、、

 しずかな量と、

 しずかな違いの、、

 その渦のなかに、

 あたしそのまま、

 まっすぐに入る、、

 声もかわく、

 声もまわる、、

 

 あたし複数の問い、、

 そこに、 

 道ひろげてみせながら、、

 私は乗る、、

 私は空中に、

 私は遠方に、

 遠時に、

 しずかにからだわたしていく、

 しずかになおっていく、、

 どこから見るか、

 私には、

 はっきりとは分からない、、

 ながれが、

 どこで途切れるか・・・