<3446>「あたし今生し出す」

 白い飾りの下、

 私が、

 意味もなく寝そべり、

 今までの、時刻を、

 しずかに数える、、

 しずかに、

 私かたちはいでる、

 水の形、

 今記憶詣でる、

 さやかに、

 ある瞳ふたつ、、

 瞳大天井、

 あたしながれ、

 あたし記憶、、

 あたしなかのマ、

 

 あたしひとの、

 声のなかに潜む、

 その水居とのやりとり、

 生命の伝達、

 それが僅かな掛け声からしか、、

 きこえず、、

 そばにくる、

 そばにかけられ、

 水の通り、

 水のまたふかい、、

 いくつも巻いて、

 いくつも過去に、

 あたし今生し出す、、

 あたし幽玄に、

 今度生まれ出す、、

 遊郭、

 身体ごと遊び、

 遊ばれてしまうこと、、

 気がついた日の穏やか、、

 気がついた日の眺め、

 あなたは道を背負い、

 かどを曲がり、、

 呼吸をする、、

 からだのびるため、

 からだ歌い、始めるため、、

 

 あなたが振動のなかで、眠っていること、

 それをそこで見ている、

 見ているヒのさだめ、、

 あなたがひとつずつ、

 歩をする、

 歩をつなぐ、、

 それは日にちを決め、

 それは事態を決め、、

 複数、

 複数のかたち、、

 どこを見る、、

 どこをまとめる、

 ひらかれた、、

 水の先まで・・・