今のところ、職場をやめるにあたり、クロージングは上手くできている。
上手くできている自分を見て、かつての若かりし頃の自分を思い出す。
仲間のような振舞いをしていて、それを解除することがしんどく。
ちゃんと別れの言葉も伝えられないし、この場で何かを得たことに対する感謝も伝えられていなかった。
ただ、それでは良くないと若い頃からずっと思うだけは思っていて。
今、ようやくなんとかクロージングできるようになった。
形になりつつある。
昔の自分では考えられないことだが、ちゃんと感謝を伝えたら、最後の日は泣いてしまうんじゃないかという気がしていて。
誰、あなたって感じだ。
良いよ、泣いてスッキリしよう。
先に進まなきゃいけないという気持ちと、今のこの場所を離れたくないという気持ちが、矛盾しながら同時に自分のなかに存在していて。
苦しい。
いくら自分が現実に背こう背こうとしていても。
現実は私をフォローしてくれることの方が圧倒的に多かった。
ここまでフォローしてくれたら、そりゃ、背き続ける訳にはいかないよな、と思う。