<3424>「水まだ求め、迷う」

 ひとつ、

 まだめくれる、、

 まだかたちうそのように、

 まだ奥、

 少しうつろ、、

 少し浮かぶ、、

 どこ、

 語りかける、

 語りかけたままのもの、、

 秘密や、

 それに類するもの、

 どこ、

 ひとつでも多く、、

 ひとつでも軽やかに、

 よく見る、、

 よく泳ぐ、、

 とおくへ、

 ひとつ進めて、、

 ひとつあゆませる、、

 

 私最小の、

 身体の単位、

 ぶくぶくと音がする、、

 水囲い、

 水方向、、

 水まだもとめ、

 水迷う、、

 あたしその目、

 その肌、、

 そのかたらいのさなか、、

 まだ来る、

 まだ来る、、

 よくはまる、、

 よくたずねる、、

 うん、

 少しずつこちらへ、、

 少しずつとどけて、

 まだ見えていない、

 まだ膜、

 まだとどかない、

 いつも見る、

 いつも惑う、、

 ゆっくり、

 からだ迷う、、

 からだ続く、

 あとからあとから、、

 

 よろこびが来て、

 容れるだけの時間が経ち、

 私は吸う、

 私は吐く、、

 私はなんで、

 こんなに生きているのか、

 不思議なくらい、、

 私は喜び、、

 私は吸ってみる・・・