<3417>「所感(103)」

 真面目な思い、真剣な気持ちって、要らない訳ではなくて、出すのは本当に限られた場所、タイミングだけで良いってことなんだ。

 

 若いときは、人生に厳しい側面もあるってことを踏まえず、ただただ軽い調子を目指そうとしていて、失敗した。

 

 そうではなくて、現在はその失敗も踏まえて、誰も彼もが命懸け、結構気抜いたら簡単に死ぬって皆知ってるからこその、せめて日常では軽やかに、冗談も言いってところでコミュニケーションしましょうよ、ってところへ着地している。

 

 

 同じように、好きも軽やかに撒く。

 

 重苦しく、相手が受け止めるのが厳しくならないように。

 

 好きをどんどん軽くして、気軽に撒いていけばいい。

 

 じゃあ真剣な好きはどうするのってそれは、ふざけないで、真剣な好きを出してって求められた場面で初めて出すくらいでちょうどいい。

 

 

 なんか、ちゃんと伝えなきゃと勘違いして、好きって重い方がいいと思ってたんだけど。誰に対して向けるにしても。

 

 そうじゃない。受け止める人のことを考えて。軽く軽く。

 

 それで、重さが必要な段階に入ったらそのとき出せばいい。