<3404>「『のこされた者のワルツ』~詳報~」

 セトリが出たので。ネタバレも大丈夫でしょう。

natalie.mu

 

 4月4日の東京公演に行って参った訳ですが。

 

 「呼び名」で始まり、「坂道」で終わる構成はニクいですねえ。

 

 なんかストレートに始まりと終わりを作るなら、「坂道」スタートの「呼び名」終わりでも良さそうなもんですが。

 

 「坂道」終わりで家路につく心地良さですよ。

 

 

 初めて聴いたのは「世界のつづき」と「窓」と「やまんばマンボ」。

 

 「世界のつづき」と「やまんばマンボ」に関しては、ちょっと普段の折坂さんの曲群とはカラーが違う感じがして、新鮮だった。

 

 「鯱」はライブで聴けてこそ、という感じ。迫力もあり、楽しい。

 

 「ハチス」で折坂さんは波に乗るように踊っていた、のが印象的。

 

 ああいうふうに乗っかったらいいんだ普段から、という発見含みの。

 

 「正気」は何度か聴いているうちに大好きになった曲。エンディング近くで不穏になるところまで含めて大好き。ライブで聴けて良かった。

 

 「光」。

 

 うん、「光」。

 

 いやあ、生で聴けるとは思わなかったな。折坂さんの曲のなかでも大分上位に来る好きな曲で。

 

 流れた瞬間背筋が伸びました私。

 

 これに関してはやってくれてありがとうございます、という感じ。

 

 

 そして、そして、「さびしさ」。

 

 一番好きな曲。

 

 数カ月おきくらいにライブに行かせてもらうけれども、いつもセットリストに入れてくれてありがたいなあ。

 

 本当に、大袈裟なことを言うと、「さびしさ」は歴史上、過去、現在、未来、どこの地点に連れて行ったって通用する、人間の普遍的な歌だと思っています。

 

 100年、200年の時間経過にだって耐えうる力のある歌だと思っています。

 

 まず、自分自身がそう思える歌に出会えているという喜び。

 

 それをライブで聴けるという喜び。

 

 嬉しい。嬉しい。

 

 それをどうしても伝えたいのでした。

 

 またライブのチャンスを窺おう。