<3403>「あたしは郷愁をしなくなる」

 まだしらぬましろ、

 この透明、

 このうつくしさ、、

 このところ、、

 あとへたつ、

 あとからあと、、

 あたしは郷愁をしなくなる、

 いつのまに、

 昼のヒに、

 かつての記憶を託そうとしても、

 もう上手くいかない、

 はたらきざかりだ、、

 お前はしばらく、

 郷愁を置いておくそうだ、、

 

 はしる、はしる、

 肉体の定め、、

 肉体、

 お前はいつからか、

 大人の身体になってきた、

 どこかに幼さを、

 捨てたらしい、、

 お前は人を招ぶ、、

 しずかな定め、、

 いつからか、

 お前は決心し、

 決心した、

 そのそばから、

 心が落ち着いたらしい、、

 人が、

 人のなかにはいる、

 人が、

 人の近くにいる、

 ただそれだけのことを、

 受けいれるだけのことに、

 途方もない時間がかかった、、

 あたしは、

 あたしが相当に強い、、

 だけど、

 怪物だから、いいよね、

 という逃げを取らない、、

 

 あたしこの層、、

 泣けもせず、

 ただ小さくかたくなっている、

 胎児の層や、、

 いちばん近い人の、不和に、

 衝撃を受けて、

 かたまっている、

 幼児の層と、

 対決しない、、

 ただ生きる層を増やす、

 チームで動く、

 こうしている今も、

 新しい層が生まれて、

 よろこびと、

 おびえで、

 春は忙しい・・・