<3400>「所感(95)」

 自分の変化も、他人の変化も、はっきりと目視出来ないだけで、日々凄まじい速度で起こっているもんなんだなと感じる。

 

 自分の身に起きた決定的な出来事が、まだ一週間前だったりするのに気がつく。

 

 もう遠い昔の出来事のように感じる。

 

 

 淡々と積み重ねをしていると、時々その積み重ねた量の凄まじさにクラクラするときがある。

 

 勿論喜びでもあるんだけど、人間はここまでのものを平然と積み上げられる、という事実に心底こわくなるときもある。

 

 

 同じ場所に居るのに、どこか知らない、遠くへ来てしまったなと思って無性にさびしくなるときもある。

 

 なんせ一週間前ですら、ものすごく遠くなっているのだから。

 

 

 家族や友達を、家族や友達だと昔から認識しているけれど(当たり前っちゃ当たり前)。

 

 社会人らしくなればなるほど、まみれればまみれるほど、その存在の重みというもの、希少性というものが増してくる。

 

 まだ何者でもないときに出会い、何者かになったあとも、何者でもなかったときに繋がった縁で会うことができるって、よくよく考えたらとんでもないことだ。

 

 仕事の関係性の儚さに触れるたびにそれを思う。

 

 チームを組むよ。決めた。