<3384>「しずかな唇」

 形から行きますか、

 なにかその、

 あたしの身のまく程度にまで、

 それは、

 入ってきますか、と、ひとりが、

 ものをしてみせる、

 もの、

 どこだろう、、

 あたしにはもうエネルギーしかない、

 身体が浮いて、

 ものがあたしを見る、、

 あたしから先、

 ずっとこれを、

 眺めているのだ、、

 それが分かる、、

 それがきこえる、、

 なに、

 しずかにかいたいした、、

 ものが、

 私を見て、、

 私から先、、

 

 ひとり見て、

 ひとりかえる、、

 私の転ぶ先、

 どこへ行く、

 どこへ向かうかも、

 確かではない、、

 これは旅路、

 これはもの行方になり、

 これははかない、

 あたしかたち、

 あたしもののいまむく、

 いまほどかれる、

 しずかなかたち、

 しずかな唇、

 あたしの時間、、

 時間をまずひとつ、

 まずふたつ、、

 かたらいのなさ、、

 記憶のなさ、

 もののなさ、

 ひとつを見つめ、

 

 ひとつのなさ、、

 あいわかる、

 あたしうそのほうけ、、

 過剰、、

 しかし、

 熱量、なのか、、

 簡単には分からず、

 しらず、、

 ものを問い、

 ものは分かれる、、

 わたしははこび、、

 わたしはつぐ・・・