<3374>「からだ唯一の吐き方」

 ひとりがその最初の水に浮かんだ、

 からだ、つかむ、、

 あたしのその行程、 

 方途、

 すなおにこの場所へ、

 そっくり出てくる、、

 そっくりこのもののなか、

 あたし方途、

 あたし業火、、

 よく見る、

 よく食べる、、

 よく生まれる、、

 先々のもの、

 さきへさきへ、

 あなたころげ、、

 あなたかたまり出す、、

 あなたなぞほうけ、、

 しばらく、、

 この水にからだよせて、、

 あたしは過ごす、

 

 ものにとり、

 あたしのさきの、

 そのものみえないの、、

 とおくに、

 いくつも集めて、

 あたしは続くのだけど、、

 ものが鳴り、

 ものがやみ、

 かたまり、

 今一度ほうけ、

 今一度舞台、、

 あなたが立っていること、、

 あなたが、地平に、

 ふくらんで、

 まっすぐに立っていること、、

 よくとどく、、

 よく確かめえる、、

 上手く、、

 その方法のなかにあり、、

 もどること、

 もどるなかに、

 あなたの色味、

 あなたのすごし、、

 すぐにとり、

 すぐにやむ、、

 

 あたしは揺らぎ、、

 この方向の線、

 持ちつつ、

 あたりまえの印に、、

 すぐに戻る、、

 すぐにまた駆けて、、

 あたし行方どういう、

 あたし水、含みどういう、、

 からだ唯一の吐き方を・・・