<3358>「ひとつ多いの」

 その線は眠っている、

 知らない底で、

 息をする、、

 私生まれる、、

 私、

 想像より長く、

 想像よりおそい、化物、、

 あたし手招きする、、

 ねえ来て、

 からだ招ぶ、、

 からだすぐに育つ、、

 流れるハ、

 区切りのない、

 どこからか、

 蓋を取り、、

 水を汲み上げる音、、

 あらたに、

 塩がひとつ、

 塩がひとつ、、

 あたし身体を言う、

 線を言う、

 線が、浮上してくる、、

 

 からだなまけ、、

 からだそっくり、

 あなたマシン、

 あなた計算上、

 私、多いわ、

 私、かぞえると、

 ひとつ多いの、

 そのひとつもまた、

 ひとつ多いの、、

 どこから来た、

 そのためにあけた、穴、、

 さぐった、、

 さぐって見つかった、

 納得した、、

 あたし穴だった、

 穴だった、はは、

 少しさぐった、、

 さぐっている指、

 指が、

 これは少しずつ、

 気持ちがよくなる、、

 気持ちがしずかに、生まれてくる、、

 

 とんだ大生命、、

 だいたいこの時間、、

 だいたいこの熱時、、

 あなたからだよそう、

 少し眠る、、

 もぐっていくこと、

 あたしは得るため、

 ぐっと、内部へ、

 潜っていくこと、、

 潜っていけ、

 あたらしく・・・