<3338>「あたしかたい」

 ふたを抱いていたな、、

 ああ、

 それは成分、

 それは形、、

 それは底があたる箱、

 わたしは抱え込む、

 もっと、ずっと、、

 奥に入らしてもらいます、、

 これだ、これだ、、

 はてしのない、

 色の回転、、

 色のふくみ、、

 

 あたしはそこもっとずっと奥に、

 あなたはもっと先に、

 ね、

 それはふくらみ、、

 それはもとめていること、、

 もっとつよく、

 もっとつなぐ、、

 もっともらしい、

 すがた形、

 すがたはいより、、

 あたしなかへ通す、

 あたしもの通る、、

 ずっと先、、

 ずっとまだ先、

 からだもかわく、、

 時刻もふび、、

 ふんだり、

 なめたり、、

 いそがしい、、

 時間のなかで、、

 まるめられたもの、

 あたしのものなんて、

 もっとかんたんに、

 もっと雑に、

 使われていい、

 そうして少し、自由になる、、

 自由に膨らんでいく、

 この時刻、、

 このかたち、

 この気持ちよさ、、

 

 あたしは続く、、

 あたしはかたく、

 ちがでる、

 ちがのぼる、、

 あたしは続く、、

 声かけている、、

 声も本当に、

 本当に、

 お前は良い声だ、、

 お前のなかだ、、

 なんどもめぐろう、、

 なんども、なんども・・・