<3322>「無からあぶら」

 まったくの浸透、

 ここへ、

 声も何もない、

 姿形少し、

 こぼれてきた、、

 あたしひろった、、

 ひろっただけ、、

 ただの道が変わる、、

 ただ少しだけ、

 意味を持っていた道が変わる、、

 朝になる、、

 あたしはもう出ている、、

 すぐに、

 時間を開始して、

 私ははじめから、、

 この絵のなかで、

 泡立つこととした、、

 

 私は、

 無量から、、

 少しずつあぶらを出し、

 絵を出し、、

 ながめ、、

 ながめていることの終わり、

 ながめていることの開始、、

 この空間に、

 現にいること、

 いるはずのものが私ではないこと、、

 どこの宇宙、

 どこの宇宙を探しても、、

 私には私のあぶら、、

 すこし流れて、

 汗がとまらなく、

 みだれて、、

 からだからはなれていく、、

 からだはここ、

 記憶は外、、

 記憶のはしの方、、

 浮かぶ、、

 突然夢に出てきます、、

 突然ころげます、

 かたちのないとこ、

 かたちあわせる、、

 すぐに合う、、

 すぐはじまる、

 どこからそれる、、

 展開は突然、

 少しのさびしさ、、

 

 人が死ぬ、

 人が生まれる、、

 あたしはとくに、

 ここいらへんで、

 燃えている、、

 なぜかは分かり、

 からだに落ちる・・・