<3308>「赤ん坊は私にかなわないと言った」

 赤ん坊は私にかなわないと言った、

 さて、

 どんな心情だろうか、

 どんな心の根だろうか、、

 私は宇宙にかなわない、

 さて・・・

 どんな風、

 浸透する風、、

 残りの出す、

 僅かな音に似る、

 似る人、

 音に似る人、、

 音から、

 先へ、先々へ、

 先まできて、踊れ、

 

 私は手を合わせるんです、

 知らない記憶が、

 この場を回転し、

 もっと遠くまで届きますようと、

 あたしはとなえるんです、、

 からだ、

 いつも新しい、、

 いつも輪を含んでいる、、

 ここへ、

 からだたちうまり、、

 水を求め、

 それぞれの枠へ、

 しずかにかえすこと、、

 しずかにかたちうまれること、、

 私はよく見、

 よくとなえて、、

 この心の形、

 かたまりに、

 あなたが適合していく、、

 あなたがよく挟まれて、

 しずかに生まれていく、、

 水をもった、、

 肺をもった存在、、

 次々にくだる、、

 次々にまざる、、

 

 お前は、

 少しとけて、、

 全ての記憶の底に、

 共通の音を敷いてしまう、、

 お前、

 うるんだ瞳を持ち、

 すべての記憶のために、

 ほほえんでいる、、

 かさなる、、

 しずかな色をする人、、

 色は、

 どこまでも先に見えて、、

 うれしく、

 うつくしくなる・・・