<3304>「必ずや液、必ずや肺」

 ひとつひとつのあいだ、、

 私は、

 回を重ね、

 液をたくわえ、

 順に送る、、

 順にその正面へ、、

 まったく入っていく、、

 まったくきこえず、

 どこを見たらいいか、、

 ひとつでは分からず、

 ひとつではきこえず、、

 夢のようだ、、

 あたしは夢のなかに、

 まっすぐに含まれていく、、

 どこか、

 しらないところから、、

 あなたの情報や、

 あなたの感激が、

 次々に来ること、、

 私は知りあわせながら、、

 必ず液、

 必ず肺、、

 

 必ずかたらずからだふつうの、

 はいや、

 心臓、

 上手く浮かべること、、

 上手くなおすこと、、

 あたしは透明に、、

 あたしはくるまって、、

 とおくにすなお、

 とおくに全開、、

 ひとのかたちのまま、、

 すごす世界、、

 すごす期待、、

 私は集まって、、

 ものがそこにころぶ、、

 ものがそこに動く、、

 あたしははさまって、、

 冷たい水、

 ひといきで受けている、、

 ひといきで知る、、

 そのはざまのことも、、

 あたしには縁、、

 あたしにはよく見える風景、、

 すぎさって、

 あつまってあそぶ、、

 

 私はどこをさし、、

 どこからみえるの、、

 私は水を増し、、

 水のなかをゆく、、

 すっかり映る、

 すっかり透明、、

 たくわえられたやつら、、

 たくわえられた時間・・・