<3278>「この液体の声、液体の城」

 からだが次々に、

 増えて、増えて、、

 あなたは通す、

 あなたはひっくり返す、、

 すさまじく、、

 この勢いはどこまでも続き、、

 私は返す、、

 私はものの透明ななかに、、

 そっくり返し、、

 いつもの言葉、

 いつもの姿、、

 私は振り向き、、

 私はこたえる、、

 どこからあつまり、

 どこからたどるのか、、

 たしかなことは分からず、、

 あたしは来、、

 あたしはふるえる、、

 

 もの少し通すと、、

 あたしの方面、

 みてかどに渡る、、

 かたちいつもくらむ、

 興奮、、

 しらずしらずのうちに、、

 まどろむ、

 どこからさげてくるのか、、

 いつもは分からず、

 いつもそのそとに来て、、

 いくつもふれあい、

 いくつもかたちとおる、、

 すぐに、

 すぐに揺らして、、

 あたしのあたまのなか、

 こうふんで、

 こうふんでいっぱい、、

 あたし過ぎた、、

 あたし声のなかに集まり、、

 奮闘した、、

 もののちの削り、、

 あたしはよろこび、、

 あたしはあつまる、

 どこから来ようか、、

 はげしいいろ、

 はげしいあと、、

 

 はげしいあな、、

 うん、

 しずかにうもれる、、

 しずかにながれてくる、、

 ものがたどれて、、

 いくつも、、

 私に来るとおもうと、、

 どこから、

 この液体の声、

 この液体の城・・・