<3273>「所感(32)」

 もちろん周到に準備することは大切だけど、人生はどうしても偶然性に翻弄されたりとか、運に左右されたりすることをゼロにできない。

 

 だから、準備してようがしてまいが、人生全体には、どっかしら賭け的な空気がいつも漂っている。だがそれでいい。

 

 それで厄介なのはというか別に厄介でもないのだけど、人生は普段いつも、全然私は賭けを含みませんよ平穏ですよ、みたいな顔をしているから、うっかり賭け的な要素も多分にあることを忘れそうになる。

 

 平穏と賭け。

 

 なんでこんなことを言うかというと、今自分は、10年間やりたいことをやりたいようにやってきて、それが一応達成されて、人より遅いがなんとこのタイミングで初めてキャリアというものを真剣に考えているのである。

 

 幸いにもルートはあったのだが、ルートがあったからといってそこが順風満帆であるとは限らない。

 

 やっぱりちゃんと事前に調べていようが何だろうが、どうなるか分からない、賭け的な部分が多分にあるのです。

 

 何が言いたいかって新たな歩みに緊張しているんですね。それだけといえばそれだけです。

 

 

 3分の1のやる気のなさの導入により、日々の時間のなかにメリハリが生まれた。良いこと。

 

 だらだらするときは本当にだらだら。

 

 やるときはめっちゃ集中の極致、みたいな。

 

 今までは全部の時間集中しようとしてミスってたんだけど、メリハリあるほうが良い。勉強的にも精神的にも。

 

 今後2年間くらいは、仕事と、遊びと、両方とも賭けです。

 

 どっかでやっぱり賭けないといけない。準備も淡々としつつ。