<3266>「所感(29)」

 私が書く人に憧れ、書く人になったのは、恥ずかしいのは恥ずかしいのだがいつまで経っても拭えない根本問題があり、それに引っ掛かり続けている、ということがひとつにあって。

 

 そしてそれは書くことでしか付き合い続けることが出来ない。

 そしてそれは書くことでしかその根本問題を超えていく術はないと、確信しているからなのだろう。

 

 

 自分のライフワークというのは、一瞬間でぎゅっと完結するものでもなく、ちょぼちょぼと長い時間をかけて付き合い続けていくものなのだ。だからライフワークなのだろうし。

 

 そしてそれと並行して、紙の上でない実人生も、分からないながら、ポイントポイントに賭けの部分を含みながら、ちょぼちょぼと前に進めていくしかないもので、一挙にどこかで全部が完結することはありえない。

 

 淡々かつ粘り強く。