<3221>「所感(8)」

 緊張できることがあって嬉しいと、緊張するような出来事なんかなきゃいいのに、はセット。どっちかだけを取ることはできない。

 

 緊張するようなことが何もなくて最高と、腑抜けたような、無間地獄のなかにいるような気持ちと、どっちかだけを取ることはできない。

 

 ただただ資格をやみくもに取る資格マニアになってはいけないと思うが、人生のポイントポイントで自分を向上させていく感じの資格を取ったりするのは大事だと感じた。

 

 はやく試験から解放されて楽になりたい、という日々の緊張感ドキドキ感と、為せたときの先に進んでる感は、私を前向きな人間になるよう後押ししてくれる。

 

 そも前向きとか向上とかキャリアとかを、この年頃(32、33歳)になって初めて考えることができるようになった。

 

 若いときは人生の土台になるものが何なのか分からず、全くそういうものの存在も感じられず、ぐずぐずゆらゆらとしていたのだが、自分で決めたことを10年積み重ねてきたことで初めて土台を得たような感じがしている。