<3210>「私は皮膚、惑う」

 少し用意された時刻に、

 あなたは見えている、、

 見えているものがそこにあるとすれ、

 なかに着く、、

 なかに着いて、

 少し声のびる、、

 少し声できあがったところで、

 あたし生まれる、

 あたし次々に漏れ出してくる、、

 あたし遠方、、

 あたしえらく回転する、、

 そのヒのほうけのところへ、

 また入る、、

 またからまる、、

 またつかまる、

 ヒビのなか、、

 なかへ着く、

 

 あなたが自然と着くからだ、

 どこから漏れていたい、

 どこから誘っていたい、

 順番に声を出し、

 ゆっくりと誘われる、、

 あなたの声などはこの辺りにある、、

 しらない時刻、、

 しらないリズムで、

 あたしこのように、

 いくつかのトオンへ向けて、

 歩を揺する、、

 歩から先、

 歩、惑うよりも先、、

 次々に来て、

 次々にどこか、

 さわぎたてているのに、、

 あなたは気づき、

 どこからもつながり、、

 私は皮膚、

 私はそっと集まる呼吸、、

 声の程度、、

 磨く速度、、

 無限巨大、

 見たものかすれたもの、、

 ながくはいる、、

 

 ながく気温に、

 まっすぐにつかる、、

 まっすぐにうまる、、

 まっすぐ来る、、

 あれすこしやわらかい、、

 明らかな方法と、

 私のなかば、、

 私のプラクティス、、

 声がかたまる、、

 よく揉み、

 よくあらわそう、、

 私はその声を知っている・・・