<3188>「あたし新紙幣」

 みずうちひとつ、、

 まだかたまり、

 まだほうけ、、

 ひとつのさいちゅうに、、

 あなたがでてきている、

 私はなぞる、、

 ひとつの名前の上、

 からだがいくつもかえることに、

 あなたは気がつく、

 私は見る、

 見よ、

 まっすぐな風景、

 まっすぐなうかび、、

 ここははたからも、、

 ひとつのものとして、

 確かめることが可能となる、、

 

 私は分かれ、、

 みのなかに入転し、

 あたりの草地に力、、

 あたりのみのものにゆるぎ、、

 いちどとてなく、、

 いちどとてとかされ、、

 あたしほうけます、、

 あたし夢中、、

 あたし絵のさいちゅう、、

 中央部、、

 急所に当たるところ、、

 ひくくひびくところ、

 むかいあい、、

 からだたてにむすべ、、

 むすぶうたい、

 うたうかたち、、

 もの少しずつ求め、、

 求めるもののかわいい世界、

 かたち走る、、

 かたちすぐそこ、、

 あたし硬貨、、

 あたし新紙幣。

 しずかな時間を、、

 

 わたしわずかに持つ、、

 はては急所、、

 はてはそのもぐり、、

 渡って来る時間、、

 渡りのなかに住む時間、、

 今はまだ水のなかの夢、、

 あたしが手を入れ、探ると、、

 みどり、

 みずが焦がれる、、

 記憶にもしき、、

 あたしものとおる、、

 ものとおすひとつの声、、

 わたし遊び、、

 わたしすぎている、、

 わかりゆくもの、、

 少し明らか・・・