<3167>「かたちまだか」

 あげて追いなそとの熱、、

 かけたらかけたで、

 またそれに巻きつきな巻きつく、

 からだからかくれてそと、

 そとからまたあらわれて、、

 あらわれてあらわれてまだ外、、

 外から細部、

 細部から次々に更新、、

 次から次へ見て、

 見ているものの姿の、

 その底に誰が来る、

 あたしはどこに来る、、

 まだかまだか、

 からだふくまれていたが、、

 これはどこだ、

 どこから先へのびる、、

 道のびる、、

 

 しらせては問い、

 問いはしずかにかのまま、

 かのままそのくも、、

 そのくもおおう、

 どこかしら、

 どこかしらどこ、、

 こたえもこえも、、

 すでに分からず、、

 ああ先へ出た先へ出た、、

 まだ短い季節、、

 いくらものかがりが見える場所に、

 ゆっくり膨らんでいくのに、、

 どこがそのはじめ、

 どこがその回転、、

 ひとつのもののなかのあたりに、

 いますみかえ、、

 いま動き初め、

 そのかたちの揺れ動き、、

 あたしがいつまでも眺めて、

 あなたは違いない、

 あなたは呼吸にある、

 あなたゆくはじめ、

 からまるはじめ、

 あとはじめ、、

 ものかたちそなわる、、

 

 そなわりながらぬけ、、

 ぬけるいまひとひ、

 いまひとじこく、

 このやわらかな場所、、

 ここが簡単につらなり、

 あれればそれで、

 それからいくつのかぞえ、

 それからいくつの、

 用意されただけのふるえ、、

 ふるうヒのひとけた、

 ひとからもらいうけた、、

 かたちあつまれあつまれ・・・