<3158>「手、かたち」

 あたらしいヒに、

 わずかふるえ、

 わずか見て、

 ものは見事、、

 ものともる、、

 もの少し通る、、

 あたしの視界の、

 すでにはれたところから、、

 少しヒが、

 少しもぐりこんできている、、

 少しかいたいして、

 少しふくらむ、、

 あなたあそこ、

 あそこ少しからだの水、

 からだ取って、

 取って投げて、、

 少し水そこらへんに散らばる、、

 

 水そこの時刻、

 水こそ生まれもしなく、、

 ただかたまり、、

 ただ時間の中、、

 ただの過ぎ来、、

 ただのからだに、、

 複数用意されている、

 あなたは極端に、、

 転がり転がり、、

 転がりながらすむ、、

 すこしのヒのふくれ、

 ふくらんだ記憶の外、、

 記憶からまっすぐに、

 かえってはながれ、

 ながれては少なく、、

 かたちのひみつ、

 かたちに生まれ、

 かたちただすごく眠たい、、

 かなたへ、

 かかわりのなかへ、、

 あたしが溶けて、、

 ヒの使われるなか、、

 ヒのかたちにすすむなか、、

 あなたの細部、、

 あなたの握る手、、

 手のなか、

 手のなかあぶら、、

 手のかたちなかすくない、、

 なか生きて、

 なか住んで、、

 

 おなかなど少し、、

 まだ少し見せて、

 まだ少し深い、、

 あなたはまだ深い、

 みずが、少し、おりていく、

 みずが、少し、のびていく、、

 どこへどこへ・・・