<3149>「しずかな視線」

 しずかなかたち気体、

 気体のうら、、

 もっとこえ気体、、

 ふるえること、、

 ふるいふるいながら、

 もっと先へ、、

 からだから先へ、

 一歩一歩流れている、、

 流れてはじめて、

 ものみなひとつの量、、

 重み、作られて、、

 私は奥、、

 私はそこのなかの、

 見えてる時刻、、

 見えてるふたつのこと、、

 しずかな視線、、

 しずかに集まってゆくこと、、

 どこへ育つ、、

 あなたこれ、

 どこへ育つよ、、

 

 緊張して、

 あなたが放るもののなかに、

 私も入っているには違いがないのだ、

 よく集まって、

 よく流れて、、

 自然に集まっている、、

 自然に合わさっている、

 ものがふえて、

 見事にきこえて、、

 訳の分からない、

 回転するあなたが増えて、、

 私が見つめる、、

 見つめることの経過、

 私は複数、、

 複層枚のガラス、

 いくつも放り込む、、

 記憶なかへ放り込む、

 それら見てる、、

 それら数限りない、、

 それらいつも視界、、

 

 それらいつもひとつの声、

 ひとつの表情、、

 私持ってる、

 ともども待ってるよ、

 ともに見て、

 ともに待っている、、

 かたちのない時間、、

 人のなかで膨らんで、

 ものみる時間、、

 あたしはつくられて、、

 どこへ置くのか、

 そんなことも分からないまま、

 しずかに発つ、

 しずかに見る・・・