<3144>「本当に存在したの、新しいからだのはじまり」

 いまはまたはたらく、

 ながいヒの記憶の前、

 あなたは戻る、、

 あなたは甘いヒの前、、

 ながい細胞、

 ながいヒの記憶のとけ、、

 あなたのかたまり、

 あなたただのかたまり、

 かたまり出すとしらない、、

 次々にとけてしまって、

 次々にうつるの、

 次々に見えてしまう、、

 あたしそのまま本当に、

 奥へ奥へつらなり、

 つながったままのヒの、

 わずかなあらわれに、

 あなたは寄る、、

 

 あたしいくつも集まってきたもの、

 少しずつ数えて、、

 みつめてみつめてきたもの、、

 あたためて、、

 ものはよく知らない、

 ものはよくは知らない、、

 あたし本当に存在したの、、

 これだけかたくて、

 少し立っていて、、

 少しころがっていて、、

 ものをまだひたすらにとどめる、、

 ながくながく、、

 ものの中心に集まってきたもの、、

 あたしそれをまっすぐになって、

 いつも見ている、、

 いつも存在の正面に、、

 あなたがあつまって、、

 あなたは複数の関係、、

 複数のものごとに、

 しずかに熱を入れている、、

 あなたはさらに熱の中へ、

 すべりこむようだ、

 すべりこむすべりこむね、、

 あたらしい身体のはじまり、

 あたらしいよのながれの、

 

 あなたすこしずつ液が液が、、

 まったくやわらかく、

 まったくたくみにその場所へ迫る、、

 揺れが揺れが、、

 あなたいくつも到達して、

 どこからどこから、、

 あたしものいくつも行くよ、、

 揺れてきていくつも行くよ、

 しかしあたたかい、、

 しかしまたこの粒という粒、、

 すべて液で溶かしてしまおう、、

 それらすぐにきこえてくる、、